中秋の名月
今年度は満月より1日早い9月17日でした。中秋の名月は「十五夜のお月様」ともいいますね。一五夜をその月の15日のことだと思っている子がいますが実は違います。月の満ち欠けの日数を月齢と言いますが、新月(見えない月)が月齢0日でスタートすると三日月が3日目の月。すると、半月が7〜8日目の月となります。そこからまた7・8日過ぎれば満月になりますね。この満月の日が月齢15日目の夜ということになり、「15夜のお月様」となるわけです。当然、月初めが必ず新月とは限らないため、満月の日が15日というわけでもないのです。
先日は一部の地域でも月見に合わせてちょっとしたイベントを開催していたようで子どもたちから楽しみにしている話をたくさん聞きました。こうやって地域で子どもたちを支える環境があると健やかに成長していけるのではと思います。
さて、満月は「目標達成・成就」の象徴とされています。学校での近しい目標としてはスポーツフェスティバルの成功でしょうか。
あと2週間と迫ってきたため、どの学年も大体の団体演技の振り付けを覚え、そろそろ隊形移動や細かい振りを揃えるための練習に差し掛かりました。ピアノの練習などでもそうですが、振り付けを覚えたり、楽譜を覚えたりすることは目標がわかりやすい反面、それができたとしても、美しく披露するには覚えてからの練習でどれだけ練り上げができるかで変わってきます。ここからの練習は何度も細かい修正をしながらの反復練習になると思いますが、子どもたちには気持ちを切らさず、粘り強く取り組んでほしいと思います。
この粘り強さは最近では非認知能力とも言われ、学力や知能には現れないですが、大人になっていく中で大切な資質能力のひとつと言われています。しっかり育てていきましょう。
一方、各学年は団体演技の練習だけでなく個人走や団体競技の練習にも取り掛かっています。単純なルールでも実は整列の並び順、入場のルートや指示の確認、競技のルールなど覚えることがたくさんあります。こちらはそれほど何度も練習できるわけではないので少ない練習機会でしっかり覚えてほしいと思います。