12月10日は世界人権デーです。世界人権デーとは、1948年12月10日に世界人権宣言が採択された日にちなんでいます。
それに合わせ、日本では12月4日から12月10日までを人権週間を位置付けており、本校でも人権週間を設定しています。本校では11月ごろから人権に関する掲示を行ったり、いいところみつけを行うなど1人ひとりの違いを認め合い、大切にし合うことについて考える取り組みを行っています。
さて、12月7日(木)の5・6時間目にLGBTQに関する講演を行なっていただくために 谷川 あいりさん にきていただきました。谷川さんはLGBTQの当事者として生い立ちの中で、”好きなもの”や”やってみたいこと”などにおいて他者と考えの違いを感じたことや、現代社会を生きている上での感じていることなどの体験談をお話いただきました。
その上で、生きている中で周りの方にありのままの自分を受け入れてもらえたことが人生の救いになったことなど、人生の転機になった場面について触れ、周りの理解があることが救いになることをお話いただきました。
お話の最後には、子ども達に「自分は自分」であり、他の人も「自分は自分」があり、自分と人との違いについて、理解し合うことの大切さをお話いただきました。
また、好きなことを大切にしながら自由に生きていってほしい、いじめなどはせず、自分や人を大切にしながら生きてほしいなどの願いを伝えていただきました。
お話を受けて子ども達は学級で学習の振り返りを行いました。人権に関する学びはこれから子ども達が大人になる上で必要な考えであり、社会の中での課題に対して、自分なりの答えを1人ひとりもてるようじっくり心の準備をしていってほしいと思います。