4年生では1学期から学んできた福祉学習についてさらに深めています。
1学期では福祉とは何かについて知り、2学期では様々な体験を通してどの様な道具や設備があるかや、それに関わる人がどのように扱っているかを学びました。3学期にはそこからさらに自分たちの身近なところでどの様なところに困り感があるかやどの様なサポートが必要かについて学んでいます。
導入として、今まで学んできたことを復習しつつ、その中で、うまくいっていることやまだ手立てが足らないことは何かを身近な学校や駅、図書館などの場の中で写真などを使って考えてみました。実際4年生の担任の先生がそれぞれの施設にいって許可をもらった上で写真をとったり、調べたりしていました。より深い学びにつながるためには教員の深まりも必要ですね。
また、先日、4年1組で研究授業が行われました。事前で調べた図書館と駅のバリアフリーから、施設としていろいろな工夫をされていることがわかりましたが、設備が整っているだけでは実際の困り感に配慮しきれないことに気づき、今回はそのような困り感に対し、施設の設備を使いつつどの様な人の手立てが必要かについて考えを深めました。子どもたちは「身体障害」「視覚障害」「聴覚障害」「高齢者」と担当に分かれてグループで話し合い、それを全体で交流しそれぞれの視点での違いについて考えました。
授業後には教員での協議会を行いました。4年生からの取り組みの報告をしつつ、他学年の教員から意見をもらい、今後の取り組みに繋げていく予定です。また、大谷大学の今宮教授に今回も引き続き助言をいただきました。教材の特性だけでなく、それをどの様に取り組ませ、どの様な力をつけていくかという視点が必要であるということを教えていただき、教員の資質能力の向上につなげました。
今後は、調べ学習や実際の福祉事業者からの出前授業を行い、それをまとめていく予定です。図書館の本から知った情報と自分たちの考えを組み合わせることでさらに深い気づきや学びにつな気ていきたいとおもいます。
たくさんの人がいる中で緊張していた様ですが、がんばっていました。
交流の場面で自分たちの意見をしっかり言えました。
4年生からの報告
今宮先生の助言
協議会を終え、ほっと一息の担任たち