台風と思ったら… ー集団下校と家族ー


 台風10号の進行が遅く、どんどん遅れています。とはいえ、台風による影響で線状降水帯が急にできたり、風が吹いたりと安心はできません。学校の工事をしてくれている業者さんも、雨風で危なくないように急ピッチで工事を進めてくれていました。

 また、清掃活動でPTAさんがカーテンクリーニングをしていただけるということで先日職員でカーテンを外しました。本日がくもりや雨だと予想していたので日差しが少し暑かったですね。先生たちがすぐに気づいて日を遮るように窓を工夫したり、座席を工夫したりしてくれていました。

 本日はちょうど下校訓練の行事が予定されています。本当の台風も近づいているということもあり、しっかりと取り組んでいました。登下校は家庭でも見ていただくことが多いと思いますが、基本的に安全のためには決められた下校ルートを帰る必要があります。その再確認をすることや、緊急時には先生の指示がすぐに聞けるよう静かに移動をすることなどを目的に下校訓練を実施します。移動時の道路の危険性はもちろんのこと、災害時には壁が倒れてくることや、足場が割れていること、川が氾濫していることなど様々なイレギュラーが起こりえます。そのため、自分や周りの身をまもるために、しっかり訓練しておきたいと思います。




6年生では道徳で「初めてのアンカー」という題材に取り組んでいました。運動会に来て欲しい”子ども”と、仕事の都合で板挟みになる”親”というそれぞれの思いをどう考えるかという授業です。類似した授業として4年生では「走れ」という国語の教材がありました。

さて、その時から比べて子どもたちの心は発達しています。少しずつ親の立場も理解してきているようで、話の展開から、一時は苛立ちからてるてるぼうずを作り、それを逆さにして飾っていた主人公が、主人公の父が漁師であり、雨が降ると危険であるということをハッと気づいていくという中で、学習している子どもたちも、自分の家族を振り返り、自分の思いだけでなく、家族一人ひとりに思いがあることに気づいている意見がたくさんありました。


また、他の学級では理科室の使い方を改めておさらいしていました。6年生にもなると危ない薬品を使う場面が増えてきます。とはいえ、学習のためには必要な経験ですので、危険なものを安全に使う方法を学んでいく形が大切ですね。
5年生では、ALTの先生が夏休みの思い出を英語で伝えてくれました。学習とは違い、すべての単語を知っているわけではないですが、画像や先生のジェスチャーからなんとなくイメージをして理解していました。国際交流の場面では言語に頼らないコミュニケーション、とても大事ですね。そのためには、相手の伝えたいことを想像することが大切になります。



一方、2年生では新しい道具に名前を書いていました。九九カードです。これから習う掛け算が楽しみなようで、名前を書きながら覚えようとする子がたくさんいました。しっかり頑張って欲しいですね。

また、水のかさの学習を実際にペットボトルなどを使って測る学習をしていました。このような体験学習は「令和の日本型学校教育」として児童の主体性を高め、協働的な学びにつながります。この授業開発に2年生の先生たちだけでなく、担任外の先生たちも一緒に考えて準備している姿も職員室で見られました。子どもたちも先生たちも日々学びです。



SFのダンス練習も開始しました。子どもたちも先生も楽しそうに踊っていました。体育館が使えないため学級での練習が多くなります。早く体育館が使えるようになってほしいですね。

先日の放課後には、中学校区の先生たちが集まって合同研修会を行いました。今回は学校の先生から起業された方が、子ども一人ひとりを尊重することはどのようなことかを今までの経験を通してお話いただきました。


終わった後は「保健体育」や「外国語」「生活指導」など担当に分かれて、現在の各校の報告や今後の見通しなどを話し合いました。