これは、和泉市で選ばれた本校の5年生児童の標語です。
このように綺麗なポスターとなって届きました。
標語の通り、いいところをどんどん見つけられる子になってほしいですね。
修了式前日。子どもたちは学習を終え、最後の片付けやお楽しみ会などゆっくりした時間を過ごしています。1年間かけて学習した教室や学級とも後1日。こういう残りの時間は学級でやりたいことができる大切な時間です。たくさん思い出を作って進級してほしいと思います。
お疲れ様でした
あと1日、がんばりましょう!
少し、お話させてください。
「遊び」とはなんでしょう?
実は場面によって言葉の意味が変わってくることをご存知でしょうか?
大人であれば、家族でプールにいったり、サークルで登山にいったり、旅行に行ったりといったレジャーのことを思い浮かべるかと思います。
中学生や高校生、大学生などの学生時代であれば、友達と旅行に行ったり、飲みに行ったり、同じ趣味のことを一緒にしたりでしょうか。
いわゆる「遊び=楽しいこと」と捉えることでしょう。
一方、幼稚園や保育園での「遊び」は他の場面とちがい、大切な学習内容の1つに含まれています。遊びを通して、まだいろんなことを考えたり取り組んだりすることが未熟な幼児さんにとって生き物についての興味をもったり、手で扱えるものを増やしたりといった発達に大切な意味をもつからです。
では、小学校での「遊び」はどうでしょう。実は先ほどの”楽しいこと”に加え”学習”の要素が両方あります。
小学校では「集団づくり」を大切にしています。1人遊びが多かった幼児期すぐの1年生から思春期に迎え、友達意識が高まったり、自我が目覚める6年生に至るまで児童らは自分のことや他の人のことを理解するようになり、それが集団の中の一人として社会性を身につけるようになります。そのため、目的によって集まったスポーツチームや学力や専門領域で別れる大学生のように考えやスキルの近い人での集まりではなく、様々な個性をもち、それぞれ考えの違う集団となる小学校の時代は、違いを認め合って社会の一員として過ごす力を育むのに大変有益な時間となります。
本日、ある学級で体育の時間に”大縄”や”ドッジボール”を行なっていました。それぞれ体育の授業で行う以外に休憩時間に子どもたちがよく行う”遊び”です。当然どちらも運動のため、体育の授業として身につける力はたくさんあります。例えば、大縄であればリズムに合わせて体を動かすことやジャンプする力、ドッジボールであれば、ボールを投げる力や受ける力、チームでの作戦を立てる力などです。
また、それぞれ”遊び”としても優れています。大縄やボールひとつあればたくさんの人数で遊ぶことができ、ルールがシンプルです。工夫をすれば全員で跳んだり、複数のボールであそんだりいろんなマイルールをつけることもできます。
では、これらがどのように「集団づくり」につながるでしょう。小学校の様々な個性の子が集まる学級では遊びのスキルにも差が生じます。大縄であればどんどん跳んでいける子もいれば、跳ぶのが苦手な子もいる中で、体育の競技としてであれば「何回跳べたかに挑戦」遊びとしてであれば「楽しくちょっとネタをいれて」など考え方が違ってきます。
1回目ではどんどん回数に挑戦しようとした子たちのグループと楽しくゆっくり遊ぼうとした子たちで気持ちに差がありました。途中で一度声かけをしてどうしたいかを聞きました。意見が2つに分かれた学級内で相談しました。2グループに別れるという意見も出ましたが、みんなで取り組む時に得意な子と苦手な子を分けるのはみんなでしていることにはならないということになり、回数に挑戦することをみんなで引き続き行うことになりました。
2回目では、回数に挑戦する形となりましたが、どうしても苦手な子たちが引っかかります。そこで、苦手な子たちにはどう声をかけたらいいのか、苦手な子たちの気持ちを考えていきました。跳べるように励ますことや苦手なことを責めないことが大切だということで声かけのしかたを工夫しながら行うことになりました。
3回目では、得意な子はどんどん連続で跳べるように意識する、苦手な子は頑張って跳ぶことを意識する、とそれぞれの目的を作って行うことになりました。自分でどうしていくかを決めてそれに沿って声かけをしてもらえるようになったことで、みんなで頑張ろうという雰囲気で何度も挑戦していました。
このように、「遊び」ひとつでも集団でどのように関わって過ごすのかなどを考えるのには大切な時間となります。また、友達の協力を得ながら運動することで今までできなかったこともできるようになることがあります。そういった意味では評価を伴う体育の授業以上に、自分たちで「遊び」を通して運動することが実はとても大きな意味があるのです。
これからもいろんな子と「遊び」を通して関わりながら、様々なことに挑戦したり考えたりして成長していってほしいと思います。