情報社会の中での生き方 ー6年研究授業ー


 6年生が研究授業を行いました。今回は国語科の報告文の書き方について学ぶ中でテーマをデジタルシティズンシップとしていました。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、社会の中で、ルールやマナーを守って社会秩序を整えながら過ごしている私たちにとって、デジタルの中でのルールやマナーなどの秩序や活用してより豊かな生活にすることは切っても切れない社会となりました。

 その中で、子どもたちは現在年齢的に法令や制度からSNSの活用について禁止となっていたり、制限をするよう通達されているものが多くあります。それは、大人ですらまだまだルールやマナー、モラルといったものの統制が取れ切れていない大変危うい道具であるデジタル端末のトラブルから子どもたちを守るために他なりません。当然、身の回りでの友達関係のトラブルなどもそれに当てはまりますが、それだけでなく、デジタル上ではどこの誰かもわからない不特定かつたくさんの関わりが生まれ、まだ自己防衛するすべをしっかり身につけていない児童らにとっては危険であるためです。

 それでも、これから社会進出していく子どもたちにとってデジタルツールをただ禁止するだけで有用な活用方法を知らずに過ごしていくこともまた不都合が多くなることが予想されます。そのような背景がある中で、自分の身を守るためや人を傷つけないようにするためには今までも行って来た情報モラルについての学びは不可欠であると同時に、適切な使い方の中で自分の生活をよりよくし、社会に繋げていく力の育成も必要なのです。それらをまとめた言葉としてデジタルシティズンシップ(情報の中の市民性)という言葉が生まれました。

 今回はそのテーマで児童らに何を制限し、どのようなことに気をつけながら、上手に活用していくのかを考えて行ってもらいました。いくつかの事例について学校で検討したのち、自分たちの生活にある情報の取り扱いについてご家庭でもお話をして行ってもらう予定です。ぜひ、お子さんと一緒に考えて見てもらえたらと思います。

今回は全員PCを使います
インターネット上のとあるフェイクニュースのサイトを見て


本物かにせものかを内容から読み取って見ました

先生たちも一緒に参加して見ました

くまなく読んで見て

どこか変なところはあるかな?なかなか本物っぽいぞ

さてどこでしょう

誰かわかる?
あそこの英語の訳がちがってる!

あぁ、ここな!たしかに

よく見ていると内容もありえなさそうなことがたくさん

それを事例としてはがき新聞にまとめました

どのようにすればこのようなフェイクニュースをさけることができるか

事例1は終了 次回は2つ目ね

終わった後は先生たちの協議会

なかなか難しいテーマです

調べて考えさせることだけならなんとかなりそうですが

実際に生活に生かすとなると

でも、たくさんの意見が集まりました

助言で大学の先生からも

これからもしっかり考え続けていかないといけない内容でした。
6年生のみなさん、先生方お疲れ様でした