6年生が朝礼で、今まで1年間学んで来た「平和学習」について下級生たちに報告しました。平和学習は単純に戦争の悲惨さや平和への願いを考える機会としてだけでなく、その中で暮らしていた人たちからのメッセージとして命の大切さやモノの大切さを考える機会でもあります。そのため、6年生からのメッセージには学んだ戦争についての考えだけでなく、自分たちの生活を見つめ直すことにも考えを広げていたことが伝えられました。
一方、同日に行われた人権講演会ではLGBTQについてのお話を低学年と高学年に分かれて聞きました。単純に男性、女性という分け方だけでなく、内面にまで考えを深めた時に、さまざまな性があることを教えてもらい、周りへの配慮の必要性を考える機会となりました。
また、6年生に向けて地域の方(PTA会長)が食育についての出前授業をしにきてくれました。今普通に食べている食肉が過去から現在に向けてどのような歴史があったのかや、海外の流通との比較を通して、生産についてのお話もしてくれました。今まで学習してきたことを横断的に活用しつつ、今の自分たちの暮らしをふりかえる機会になりました。
4年生に向けては、消防署の方々が来校して出前授業をしてくれました。命を守る学習として子ども向けの救急救命法を体験しました。実際の現場では動くのが難しいかもしれませんが、まずは命を守るための方法がどのようなものかを小さい頃から知っていることは大切ですね。
人権集会では子どもたちもさまざまな啓発をしていました。
複雑化する社会の中で子どもたちが知っておく必要があることはたくさんあります。学校での学習では出前授業や地域人材の活用などを通して、大人になる上で知っておく必要のあることも教えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。